日暮里 老舗の専門店 ミニカーショップイケダ

知る人ぞ知る？老舗の専門店

日暮里駅から徒歩3分。
今日は、2016年で開店40年を迎えた老舗、ミニカーショップイケダさんを訪問しました。

決して人通りが多いとは言えない場所に、一瞬お店？と思ってしまう店構え。
知る人ぞ知る専門店の雰囲気を醸し出しています。

※ガチャガチャもあって楽しい感じもあります^^
剛健な雰囲気は看板の雰囲気も影響している。

総数10万点オーバー！膨大なデータ量「入荷リスト」

代表の池田さんは特にミニカーが大好き！と言う訳ではないとのこと。
ある都内のミニカー専門店を見かけて、「ミニカー専門店で商売が成り立つんだ！」
と思いミニカーショップを始めたそうです。

イケダさんの特徴は、何と言ってもオープン当初から今でも続く「入荷リスト」です。
毎月数百点の国内外のミニカーのリスト。
このリスト作りを始めたキッカケをたずねると、「お客様から入荷しているミニカーの情報を聞かれて、答えるのが面倒だから作ったんだよ」と、少し照れくさそうに答えてくれました。

たしかに答えるのも面倒ですが、リスト作りの労力も相当のもの。
お客様の役立つ情報を提供する想いが、産んだものだと思います。

リスト作りの方法が歴史を感じるものでした。
■ガリ版（この頃200部）
■オフセット印刷機（この頃500部）
■パンライターで執筆 印刷だけ外注
■ワープロ（キャノワード）
■パソコン（ミニカーマガジンとして今月50000部）

オフセット印刷機を設置したり、当時100万円以上したキャノワードを購入したり、そのエネルギーには、リスト作り、いやミニカーへの愛を感じます。

過去の入荷リストを今でも持っているマニアもいるそうです。
「森山卓郎さんは1号から持っているんじゃないかな？」と仰っていました。

※扉を開けるとミニカーワールドが！

ミニカー業界唯一 フリーペーパー「ミニカーマガジン」

もうひとつの特徴はミニカーマガジンです。
ミニカーマガジンはイケダさんが発刊する月刊の情報誌。
22年前に創刊して2016年10月で通算265号。
定期購読は年間3000円ですが、店舗では持ち帰りOKです。
部数制限もなく、「持ち帰りばら撒いていただければ」の気持で置いてあるとのこと。
このミニカーマガジン。
昔は月刊ミニチュアカーなる情報誌があり、別の会社（玩具問屋）が発刊していましたが、諸事情により廃刊。
編集者ごとイケダさんが引き継ぎ、ミニカーマガジンとして新創刊したそうです。

ミニカーマガジンは、特定の車・ミニカー・ジャンルの記事や、新製品情報・前述の入荷リスト、ライターさんや読者の投稿など、ミニカー好きは必読の内容です。

※お店にはミニカーマガジンが置いてあります。

業態変換の英断

現在の店舗は、2年ちょっと前に日暮里駅前にあった店舗から移ったもの。
現在の売り場面積は、駅前時代の6分の1ほど。
ネットも含む販売形態の変革を感じ、販売形態の一新を英断、移転したそうです。
1階が店舗、2階から4階はオンランンショップ、5階は作戦司令室（事務所）。
1階の店舗に展示していない商品がオンラインショップにはアップされていて、商品を指定すれば店舗でも購入することができます。
賢い販売形態ですよね。
店舗での購入ではポイントカードが、オンラインショップではポイントがついて結構お得です！

この3年、リアル店舗の売上は半減したそうです。
その分ネット販売が増えていて、池田さんいわく、今後もさらにその傾向が加速するだろうとの見解でした。

※お店の上はオンラインショップ用の倉庫になっています。

※オンラインショップ（通販）の在庫もお店で購入できる案内が。

100年後のミニカー

池田さんに100年後のミニカーについて質問しました。
「3Dプリンターが進化して、メーカーのミニカーはなくなっているかも」とのこと。
そうかもしれませんね。

女性店員さんにオススメ商品をたずねると、1/87のミニカーを紹介してくれました。
小さいのに緻密な作りに惹かれて、ブレキナのミニカーを2点買っちゃいました。
眺めていると癒されます^^

ミニカーショップイケダさんは、外観の剛健な雰囲気とは違い
暖かい雰囲気がいっぱいの素敵なお店でした。
これからもちょくちょく買いに行きます！

おまけ

代表の池田さんは鉄道関係に詳しく、昔の乗車券箱を見せてくれました。

懐かしい！！！

で、これをどう使っているかと言うと・・・

なんと！梱包機材のの置き場になってました(笑)

MCLレポート「日暮里　老舗の専門店　ミニカーショップイケダ」でした！
イケダさんありがとうございました！

それでは、今日もAMAZING!!!

訪問日：2016.09.13