お母さん育児日誌 「ミニカーといっしょ」 その8

お母さん育児日誌 「ミニカーといっしょ」 その8
初めて話したまともな言葉は「タイヤ」!
初めて読んだ漢字は「徐行」(笑)

1.言葉が出るのは遅くて少々心配していました。

男の子だからか?ヒロは言葉が出るのが遅かったと思います。
満1歳を過ぎても、「葉っぱ」(これは木の葉のことです)、「シーシー」(これは何のことかいまだにわかりません・笑。
赤十字のマークを見るといつも「シーシー」と言っていました?)、「ズッタ」(これも意味不明なのですが、数字の4を見ると言っていましたね。)程度しか言葉を発していませんでした。
実はパパ、ママなども言っておりません。
同じ育児サークルの同月齢のお子さんたち、とくに女の子は言葉が早いのか、もうしっかり2語で話していたりもしていました。
ヒロ、大丈夫かな?とも思ったのですが、文字の認識はかなりできていて、車の名前から覚えたアルファベットは大文字が1歳半頃までに、小文字のすべても1歳の終わりには認識できるようになっていましたので、それほど心配はしていなかったのですが。
なんせ、ヒロは1歳半で身長が90㎝(3歳児並み)もありましたので、余計に知らない人が見れば「この子、体が大きいのに言葉が…」と思われていたかもしれませんね。

2. 記念すべき初めてのまともな言葉は「タイヤ!」

普通は、パパ、ママ、まんま、ワンワン、にゃんにゃんといった、いわゆる赤ちゃんことばから覚え始めると思うのですが、どうしたわけか、ヒロはこれらの言葉はまったくと言っていいほど発しませんでした。
ええ、1歳半を過ぎても…。私が、ワンワンとかにゃんにゃんとか言っていなかったからかもしれませんが?
しかし、その日は突然やってきました。以前このコラムでも書きましたが、ミニカーのタイヤを外して、他のミニカーに付け替える遊びを楽しんでいた1歳7-8か月の頃のことです。ホンウェルの1/72ミニカーのタイヤを外して、「タイヤー!」と叫びました。一瞬、耳を疑いましたが(笑)確かに、「タイヤー!」と言っています。
ミニカーのタイヤを持ちながら…。
これが、ヒロにとって初めての「まともな言葉」でした(笑)。
ヒロはとにかく、車大好き、ミニカー大好きでしたが、それらの中でも特に好きだったのがタイヤとホイールでした。
どのタイヤのホイールが、どのミニカーに装着されているのか?
直径5mm程度の小さなホイールのデザインを数十種類も覚えて、車との組み合わせを楽しんでいましたからね。
ネタのような話ですが(笑)車大好き少年の人生初のまともな言葉は「タイヤ」だったというわけです。

3. そして初めて読んだ漢字は?

さて、タイヤという言葉を発してから数か月後、2歳前だったと思います。
今度は、人生で初めて漢字を読んだ瞬間に立ち会うことができました(笑)。
その漢字とは「徐行」です。ヒロは私の車(98年型アルファスパイダー)の助手席に生まれてからずっと乗っていましたので(2座席しかない車です)、たぶん、スーパーやホームセンターの駐車場に入ると、最初に大きく見えてくる「徐行」という漢字をすぐに覚えてしまったのでしょう。
しかし、正確に言うと駐車場で「徐行」を読んだわけではないのです。
実家に帰った際、山口銀行のとある支店の近くを歩いていたとき、ヒロが突然言いました。
「かか!徐行の【行】がある!」って。
ヒロが指差した先には、駐車禁止を知らせる銀行の看板がありました。
「当行に関係のない車は駐車をご遠慮ください」。ヒロが指差したのは「当行」の「行」でした。それを見て「徐行の行がある!」と嬉しそうに教えてくれたのでした(笑)
大好きなミニカーや車を通じてたくさんの言葉を覚えて、たくさんの好奇心、探求心が芽生えました。次回は、「トミカ」に関わる、またまたびっくりのお話を予定しています!

☆満2歳→パソコンに触り始めます。最初はヤフーのトップページに出ていたクルマの写真をクリックして楽しんでいました。
ある日、ふと見ると、「トミカ」のページが開かれていましたので、あれ?どうやってたどりついたんだろう。と思ったら、なーんと!
検索窓に「TOMICA」の文字が!自分で、ミニカーの裏ぶたに刻印してある文字を見ながら打ちこんだようです。「ネタ」みたいですが(笑)初めて自分で打って検索した文字はTOMICAでした(笑)

著者プロフィール

■母→加藤久美子

オールアバウト車ガイド 自動車生活ジャーナリスト 
息子ヒロトが新生児の頃から、クルマ英才教育を行う。
自動車関係、子育て、英語学習などを専門とするフリーライターでもある。
全国交通安全普及協会公認チャイルドシート指導員として正しいチャイルドシートの使用や、正しいチャイルドシートの選び方など、チャイルドシート専門家として啓発活動も行っている。
オールアバウト

■息子→ヒロト

生後間もない頃からミニカー、クルマに関する英才教育を受け欧米の文化や言葉に興味を持ち始め、母といっしょに英語学習を開始。
史上最年少5歳で英検2級合格、TOEIC初受験は6歳450点。
小6でTOEIC940点、中1で英検1級合格。
現在高2でTOEIC980点。
国内最年少の英語発音指導士®としてスカイプレッスンや発音に関する講演を行っている。
ミニカー、英語関連でテレビや雑誌への多数あり。
番組史上初の小学生ゲストとしてTBSマツコの知らない世界に出演(2013年1月OA)、「1分間の深イイ話」(日テレ)、「私の何がイケないの?」(TBS)、「トリハダスクープ」(テレ朝)、「ネプリーグキッズ」(フジテレビ)等多数出演。
現在所有ミニカーの台数は4000台以上。