お母さん育児日誌 「ミニカーといっしょ」 その6

お母さん育児日誌 「ミニカーといっしょ」 その6
最初に覚えたのはアルファベット

1.ミニカーや車の名前で最初に覚えたのはアルファベット

生まれて初めてのミニカーを与えたのはヒロが生後8か月の時でした。1歳半頃から「1日1台」おやつ代わりにミニカーを開封する日々が始まり、日に日にミニカーが増えて行った我が家です。また、1歳頃から「固有名詞子育て」を実践していたので、ミニカーも車の名前もすべてしっかりとした固有名詞で教えていました。同じ車種で同じスケールのミニカーでも、トミカ、ホットウィール、WELLY、マッチボックスなどミニカーのブランドもきちんと区別して覚えていたように記憶しています。

2.車のエンブレムと車名を一緒に覚えていた

車のエンブレムについては満1歳で30個以上のエンブレムを認識していましたが、それはその後もどんどん増え続けました。
そして、おそらく1歳頃から覚え始めたのはアルファベットです。最初は、エンブレムとTOYOTA、NISSAN, HONDA, MAZDAなどの文字を一緒に覚えて、そのうちTOYOTA=トヨタ、NISSAN=ニッサンと、文字の並びから読み方を覚えていました。また、二人で移動するときはいつも私の2座席の車でヒロは助手席に座っておりましたので1歳を過ぎてチャイルドシートを前向きにスイッチしてからは、目の前を走る車の車名バッチで文字を覚えていたように思います。

例えば、CROWN=クラウン、COROLLA=カローラ、SUPRA=スープラと読むなど…車名を覚えるのと同時に、エンブレムの読み方をすさまじい勢いで覚えていきました。

また、ミニカーの裏蓋には、トミカはもちろん、ホットウィールにしてもマッチボックスにしても、車種が明確にわかるミニカーでは必ず車名がアルファベットで刻印されています。私から車名を聞いたあと、自分で裏蓋の文字を見て覚えて行ったように思います。ただこれらも、覚えさせたというよりは、大好きなミニカーから勝手に覚えて行った、というのが正しいのかなと思います。

3.初めてアルファベット単独で読んだ文字は「Z」

文字を単独で覚えたのは日産フェアレディZの「Z」が最初でした。これは1歳8か月の時で、フェアレディZが2年ぶりにフルモデルチェンジを受け「Z33型」としてデビューし、報道関係者試乗会に一緒に連れて行ったときのことでした。フェアレディZのZのバッジを見て「ゼットー!」(正しい英語発音としては、「ゼット」ではなく「ズィー」なので、Z=ゼットの読み方は間違っていますが当時はまだ英語を始めていなかったので)と、言っていました。これが、アルファベット単独で認識した最初です。実はもっと早く、ホンダの「H」マークも認識はしていたのですが、最初に覚えたホンダ車がホンダ・ザッツという車だったため、ザッツを見て「ツッツ」(ザという発音が言いにくかったようです)と言っており、それがいつの間にか、ホンダのHマーク=ツッツになっていたので、Hの文字を単独で見ても「ツッツ、ツッツ」というようになり、H=エイチと読むことはできなかったように記憶しています。

4.車名やミニカーで覚えたアルファベット。なぜか小文字まで覚えていた!

こうして車名をもとに、たくさんのアルファベットを覚えて行ったヒロですが、驚いたのは2歳前にして、アルファベットの大文字はもちろん小文字もすべて覚えていたことです。(英語を始めたのは4歳前なので、まだこのときは英語の歌を聞かせたり、絵本を読んだりということはまったくやっておらず)これはいまだにどのようにして覚えたのか謎なのです。というのも、ミニカーや車の車名に使われるのはほとんどが大文字のアルファベットですから、小文字を覚えるチャンスはあまりないのですが…1歳の終わりに調べてみたら小文字もすべて認識していました(発音はできません)、あとになってヒロに聞いたら、「かかがパソコンで売っているのを見て覚えた」とかなんとか言っていました。確かに私が仕事をする横でいつも見ていましたが?

5.車のナンバープレートで「ひらがな」を覚える

助手席で覚えた文字はアルファベットと数字、そしてひらがなもありました。ナンバープレートで文字を覚えられるというのは、やはり助手席ならではです。(この後にもっともっとたくさんのことを助手席に座って覚えて学ぶことになるわけですが。)1~2歳はまず、前を走る車のナンバープレーとで文字をたくさん覚えました。とはいっても、ナンバーに使われるひらがなは、様々な決まりがあって一般用には「さ・す・せ・そ・た・ち・つ・て・と・な・に・ぬ・ね・の・は・ひ・ふ・ほ・ま・み・む・め・も・や・ゆ・ら・り・る・ろ」までの文字が使われますこの中で抜けているひらがながあるのにお気づきでしょうか?「し・へ」はありませんね。これは、し=死、へ=おならを連想させるからです(笑)死はわかるとして、いまどき「へ」を見ておならを連想する人もあまりいないように思いますが…。

子どもは好きなものからどんどん自分で吸収していきます。「好きなもの」を介すると、親が想像する以上のものを凄いスピードで覚えていくのだなあと、感心させられました。ミニカーはヒロにとって「おもちゃ」であると同時に知育玩具でもあり、学びの道具でもあった…というわけです。

著者プロフィール

■母→加藤久美子

オールアバウト車ガイド 自動車生活ジャーナリスト 
息子ヒロトが新生児の頃から、クルマ英才教育を行う。
自動車関係、子育て、英語学習などを専門とするフリーライターでもある。
全国交通安全普及協会公認チャイルドシート指導員として正しいチャイルドシートの使用や、正しいチャイルドシートの選び方など、チャイルドシート専門家として啓発活動も行っている。
オールアバウト

■息子→ヒロト

生後間もない頃からミニカー、クルマに関する英才教育を受け欧米の文化や言葉に興味を持ち始め、母といっしょに英語学習を開始。
史上最年少5歳で英検2級合格、TOEIC初受験は6歳450点。
小6でTOEIC940点、中1で英検1級合格。
現在高2でTOEIC980点。
国内最年少の英語発音指導士®としてスカイプレッスンや発音に関する講演を行っている。
ミニカー、英語関連でテレビや雑誌への多数あり。
番組史上初の小学生ゲストとしてTBSマツコの知らない世界に出演(2013年1月OA)、「1分間の深イイ話」(日テレ)、「私の何がイケないの?」(TBS)、「トリハダスクープ」(テレ朝)、「ネプリーグキッズ」(フジテレビ)等多数出演。
現在所有ミニカーの台数は4000台以上。